学生対談集

スタッフとしても、人としてもレベルアップ!

左:太田深雪さん
中:木下雄太さん
右:淺倉麻里奈さん

音楽芸能スタッフ科照明コースの2年生3人による座談会!ESP学園での学校生活は決して楽しいだけではない…!?入学してから長い時間をともに過ごしてきたからこそ理解しあえることがたくさんあるようです。

■ESP学園ってどんな学校?

―はじめに、照明に興味を持ったきっかけを教えてください!

淺倉:はじめはPA(音響)に興味を持ったことがきっかけでした。中学生の頃、同じ放送部だった友達のお父さんがPAをやっていて憧れていたんですけど、好きなアーティストさんのライブに行った時にキラキラした照明を見て、素直に楽しそうだなと思ったんです!

木下:僕ももともとライブに行くのが好きで、PAの道も考えてました。でも、ライブを見ていく中で、目で見えてアーティストの次にかっこいいのは照明だなと感じたので、この進路に決めました。

太田:私は高校時代に好きなアーティストが海外アーティストとコラボしているコンサートに行ったことがきっかけです!そのときの綺麗な明かりにすごく感動して照明を学ぼうと思いました。

―入学してからギャップを感じた部分はありましたか?

:イメージ通り活気はあるけど、想像以上に動くことが多くて大変だなと思いました。特にイベントの時はいつもの2、3倍きついですね・・・。

:学生も先生もすごく元気な印象なんですけど、それと同じくらい本気だなぁって感じます。体力も頭も使うし、普通の学校とは雰囲気が違うんじゃないかなと思います。

:私は専門学校にテストがあると思ってなくてびっくりしました(笑)。電気の計算もしなきゃいけないし、演劇の歴史や色彩検定の勉強もあって、1年生の時はひとつひとつ覚えるのに必死でしたね。

:今年は前期試験の前に、みんなで照明卓の作業手順の動画をつくったよね!メモだけじゃ追いつかなかったのでテロップも入れてみんなで見返しながら勉強しました。

―ESP学園のここがいいなと思ったところは?

:受付の人が優しいところです!入学したての時にコピー機の使い方すら分からなくて困ってたんですけど、すごく丁寧に教えてくれてこんなに優しい人がいるんだなって思いました(笑)。

:わかるわかる!私も1年生の時にパソコンの使い方が分からなくて悩んでたことがあったんですけど、「こうやればいいんだよ~」ってさらっと教えてくれたのがかっこよかったです。

:優しいうえにすごく喋りやすいよね。みんなフレンドリーで、今では会うとよく喋ってくれる受付の方もいるくらいです。

■将来に役立つ授業が豊富

―実習が多い照明コースですが、最近実施した実習について詳しく聞かせてください!

:最近は実際にアーティストをブッキングして学校外で行う企画ライブをやりました。音楽芸能スタッフ科の5つのコース合同で行うもので、照明コースは仕込み図を一から作成しました。学校ならちょっと仕込みが変わってもだいたいどうなるのか予想がつくんですけど、外の会場だとステージの高さや明かりの雰囲気も違うことばかりで、勉強になることが多かったです。

※使う機材やそれを吊る場所などが細かく書かれた図

:自分たちで一から全部考えなきゃいけないので、仕込みの流れを決めるために普段の授業以上にたくさん話し合いました。PAや舞台製作など、ほかのセクションの学生もいるので「失敗できない!」っていう気持ちとか、実際にアーティストがいるからこその緊張感はあるんですけど、やっぱり楽しいなと思える部分も多かったですね。

:チームで動くことの大切さを学べた機会でもありました。当日までに照明の色やポジションをどうするか機材に打ち込む作業があるんですけど、個人個人がちゃんと考えて準備をしておかないと打ち込みの時間がどんどんなくなっちゃうんです。
やりたいことができるのは嬉しいんですけど、それに見合った準備や作業が必要だなと実感しました。

―音楽芸能スタッフ科としてはライブ研修やインターンシップに行く機会もあるかと思いますが、みなさんは参加しましたか?

:VIVA LA ROCKのライブ研修に行きました!自分の好きなアーティストのライブに関われるのですごく嬉しいんですけど、舞台の設置とか他のセクションの作業も多くて慣れないことばかりの7日間でした。結構きつかったよね?

:きつかった(笑)。慣れない安全靴を履いたり、一つずつ教えてもらいながら楽器やアンプの搬入出を手伝ったり・・・あとはオブジェの一つの風船を膨らませる作業もありました!ヘリウムガスが入ってるから絶対手放しちゃだめ!って言われたことも記憶に残っています!

:結構アナログなことも多いよね。私も音楽番組のインターンに参加した時に楽器の組み立てを任されました。特にドラムのセッティングは一切分からなかったんですけど、ローディーコースの子が教えてくれたので助かりました。番組自体は21時からなのに、照明のシュートを3時くらいからやっていたのにもびっくりして、働き始めたらこうなるんだなと改めて実感する機会になりましたね。

■最後に…

―入学を検討している方にむけてメッセージをお願いします!

:企画ライブや実習など想像以上に大変なことも多くて、準備の段階でも意見が食い違ってぶつかることもあります。でもその分イベントごとが終わるたびに成長したなって実感できるし、学科のみんなと関われて濃い学校生活を送れると思います。

:授業の中で意見がぶつかることってほかの学校だとあんまりないですよね。自分は照明のことはもちろん、挨拶とか返事とか基本的なことも学んで人としてレベルアップできました。ここに来れば一石二鳥です!

:私は高校時代に部活もやっていなくて、正直なところ上下関係に関して曖昧な部分もありました。でも、講師の先生や先輩と接していく中で自分の中での切り替え方が身についたので、社会人としての学びがたくさんあったなと思ってます!

ただただ楽しむだけでなく、スキルアップしてきたことが伝わってきますね! 3人ともありがとうございました!

対談実施:2021年11月