学生対談集

憧れへの第一歩を3人で。

左:キャリアサポートセクション 袖嶋浩之先生
中:ピアノ調律科 小林さくらさん
右:ピアノ調律科教務 相澤美保先生

ピアノ調律師になる夢を叶えた小林さくらさん。就職活動が成功したのは先生との関係性に理由が…?キャリアサポートセクション 袖嶋浩之先生、ピアノ調律科教務 相澤美保先生との対談を通して、彼女の学校生活や就職活動に迫ります!

ESP学園での生活

―まずはピアノ調律科を選んだ理由を教えてください!

小林:家に来てくださる調律師さんの姿に憧れを持ったのがきっかけです。初めはピアノの先生のような演奏する側に憧れていたんですけど、中学生後半頃からピアノに関わる仕事ってたくさんあるなと気づき始めました。

相澤:私もピアニストを目指した時期もあったけど、小林さんと同じで調律している姿に憧れたなぁ…。

袖嶋:そうなるとここは調律を専門的に学べるからぴったりだったね。

:そうなんです!入学前から何度も体験授業に通っていて、今でもそのときのメモが残ってます!いつも丁寧に、熱心に対応してくださってここなら自分が学ぶ姿を想像できるなと感じたのが入学の決め手ですかね。

:たしか高2のときからだよね?

:それを考えるともう2年以上の付き合いか…。

―入学前から顔見知りということですが、お互いの第一印象はどうでしたか?

:相澤先生は学生思いの「優しい先生」という印象で、入ってからもまさにその通りでした!右も左もわからない私にいつも丁寧に教えてくれて、この先生に教わりたいって思いましたね。

:ちょっと照れますね(笑)。小林さんは可愛らしくてすごく熱意のある子だったのですごく印象深かったです。

:今もそうだけど、とにかく明るくて真面目。入学してほしいと思ってましたね。

:ありがとうございます。袖嶋先生は、学校や就職について細かく説明してくださってたんですけど、一番はやっぱりこの人は天才なんだという印象が…(笑)。

:天才!?なんで?

:いつも全身黒い服を着ているので!スティーブ・ジョブズと同じ感覚です!

:初めて言われたな…。ありがたく受け取っておきます!

就職活動について

―みなさんの仲の良さがわかったところで、今回のテーマでもある就職活動についてお聞きしたいと思います。まず、就職活動から内定までの流れを教えてください!

:学校に求人が届いたのが2年生の6月。8月には企業見学に行って、10月に内定をいただきました!ただ、1年生のうちから就職活動の準備や勉強は始めていましたね。

:毎年1年生の後半くらいに、学科からキャリアサポートセクションに依頼して就活に関する授業をやってもらうんです。

:これは2年もしくは3年で卒業する専門学校の特徴でもあるよね。早めに履歴書の書き方とか、求人票の見方を勉強しておいて、いつでも動けるように力をつけています。

:たしかに入学してからあっという間でした。授業として就活のスタートを切ることができたので、焦りよりもサポートがあることへの安心感の方が大きかったですね。

―早いうちから学校全体で対策をしているんですね。実際の就活中はどうでしたか?

:相澤先生には履歴書の添削を、袖嶋先生には面接や企業見学の面をサポートしてもらっていました。特に初めての面接練習は全然言葉が出てこなくて…。不安でしたが、何度も練習を重ねて本番は緊張せずにできました!

:最終的には自信をもって送り出せるくらい上達しましたね。企業見学の際も、企業の方とリラックスして話していて安心しました。

:履歴書は上手に書けていたのですが、接する機会の多い私たちだからこそ分かる小林さんの良さが伝わるように添削は行いました。

:お二人には、内定をいただくまでサポートしていただきながらも、これまで気づくことができなかった自分の良さを引き出してもらった気がします。これは就活だけではなくて、この先働いていくうえでも大きな糧になると思っています!

キャリアサポートセクションでの時間を懐かしむ3人

これからに向けての思い

―もうすぐ卒業ですが、今の率直な気持ちを教えてください!

:3月には卒業コンサートも控えているのでまだまだ学生を楽しもうという気持ちはありますね!調律だけでなく、演奏の授業も頑張ってきたので2年間の集大成をお見せしたいと思います!ただクラスのみんなや先生とお別れだと思うと寂しさがこみ上げてきます…。

:あっという間の2年間だったね…。でも華やかな姿で演奏できる最高の機会!

:そうなんです!もうドレスも用意しましたよ!でも4月から社会人と思うとやっぱり緊張しますね。特に技術面は不安でいっぱいです…。

:不安に思ってるのは頑張る気持ちの現れ。調律師はずっと勉強みたいなものだから今できないことがあって当然だよ。

:そうそう!その真面目さと明るいキャラクターを生かしていけば大丈夫!

:その言葉でちょっと安心しました。4月からは持ちを切り替えて自分の持ち味を活かして、成長していこうと思います!

―最後にこれを読んでいる高校生にメッセージをお願いします!

:とにかくいろんなことに挑戦してほしい!学生時代にしかできないこと、やらないと後悔することってたくさんあると思うんです。

:一歩踏み出す勇気さえあれば、その先は小林さんのように楽しいことばかりだよね。未知の世界に見えるかもしれないけど、案外そんなこともないですよ。

:その通り!好きなことを仕事にできて私も毎日楽しいですよ。初めは技術も知識もなくたって大丈夫!

:自分と向き合って、素敵な学生生活を過ごしてほしいですよね!応援しています!

対談実施:2021年2月