「やりたいことは全てやりたい」【声優アーティストコース】

ーまずは、本校(専門学校ESPエンタテインメント東京)を選んだ理由を教えてください。

お芝居以外にも、音楽に力を入れているところです。
カラオケやベースアンプがあるスタジオ(教室)も、無料でレンタルできるのはESPしかないと思い、選びました。音楽関連の設備がしっかり整っていて、現場に近い環境でお稽古できるのはすごくうれしいです。夢を叶えられる場所だと思いました。認可校だったのも大きいですね。
中学1年の時、3年生の送別会でお芝居に触れたのが、声優という仕事を目指す大きなきっかけでした。有志が集まってお芝居をする伝統がある学校で、僕は裏方志望で入りました。野球部を合法的に休む理由が欲しかったんです(笑)。しかし、兄と姉が在学時に役者側だったこともあり、担当の先生方に役者になるよう言われました。最初のうちは乗り気ではなかったのですが、稽古を重ねていき本番を成功させたことで、演じることの楽しさに魅了され、感銘を受けました。中学2年の時にライトノベルを読んで、アニメの世界や声優という職業の存在を知りました。
高校から演劇部と軽音楽部に入りました。ベースを始めたのもこのころです。バンドリプロジェクトを知って、これが目指したい世界だと確信しました。

ー本校のオープンキャンパスに参加したことはありますか。その時に良かったと思うことを教えてください。

高校3年の夏に参加しました。
学生と講師の距離感がよくて、とてもいい雰囲気であたたかくていいなと思いました。
学校に入って気づいたらみんな仲良くなっていましたね。

ー学園生活で楽しいと思う瞬間や達成感を感じた瞬間はどんな時ですか。

できなかったことができるようになった時です。
試行錯誤と反復練習を重ねていき、階段を一段ずつ登っていく実感は、さらなるやる気につながります。
授業の中で挑戦的な役がうまくできた時に、先生から僕自身がその役として息をしていると褒められました。役としてその世界に生きることができたと実感した瞬間でした。

ー好きな授業はどんな授業ですか。

基本全部好きですが、中でも好きなのは【舞台演技】の授業です。先生が実際に出演されていた作品の一部を実際に演じる授業です。台本を覚えるのは苦労しますが、作品の世界に降り立つ感覚は何ものにも変え難い楽しさがあります。

ー授業で大変なことや失敗したことはありますか。

授業では舞台の台本を使ってお芝居をしたり、エチュードをします。エチュードとは、テーマはありますが役柄は自分で考えるというものです。自分の素直な感情を乗せられるように意識しています。
怒りや悲しみはイメージしやすく比較的楽に出せるのですが、笑顔や笑い声などのプラスの表現が苦手です。過去にあったうれしかったことや楽しかったことを思い出して表現しますが、どうしても不自然なものになってしまい、いい評価をいただくことはなかなかありませんでした。なので、普段のちょっとしたうれしいことでもなるべくその感情を表に出したり、大きな声を出す癖をつけて克服するようにしています。

ーどんなアルバイトをしていますか。

高校2年の秋くらいから始めました。ホールがメインでたまに厨房にも入っています。家から近いのがいちばんの理由ですね。採用されるとボーナスがもらえるというアプリで応募しました(笑)。笑顔と元気が社訓の会社なので、発声練習も兼ねて大声で接客をしても怒られないのはうれしいです(笑)。サラダと揚げ物の作り方を知ることができたので、今後一人立ちした時に役立ちそうです。

ー高田馬場もしくは東京の好きな場所はどこですか。

高田馬場駅を降りてすぐにある富士そばは一人でも入りやすいし、注文したものが早く出てくるので、よく行くようになりました。カードゲームが趣味で、高田馬場にもカードショップがあるのを知ってからたまに行ってます。秋葉原や池袋にはライブや舞台用の衣装を買いに行ったり、東急ハンズに小物を買いに行ったりして、結構出かけています。

ー影響を受けたアーティストや芸能人はいますか。

既に引退されたのですが、声優の遠藤ゆりかさんです。BanG Dream!などの作品で実際にライブでベースを演奏しており、現在私が目指している声優像を考えるきっかけになりました。ヒプノシスマイクやあんさんぶるスターズ!!のように、声優がステージに立ってアニメの世界観を表現することにとても興味があります。

ーどんな高校生でしたか。

イベントが好きなだけの普通の高校生だったと思います。軽音楽部ではベースとキーボードを担当しましたし、毎年文化祭委員会に入ってもいましたね。演劇部で殺陣や衣装づくりなんかもやっていました。演劇部では地区大会で賞をもらったこともありましたよ。

ー将来の目標や夢は何ですか。

アニメや外画のアフレコだけでなく、舞台やバンド活動などやりたいことは全てやりたいので、体力をつけたりベースの練習をしながら、マルチな声優を目指したいと思います。

今回インタビューを受けていただいた方(2021年取材時)

芸能タレント科 声優アーティストコース2年生 鴇田 尚丈さん


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