特技はドラムとギター。動画編集も行っている留学生のヨウさん。将来は、日本のスタジオでプロのエンジニアとして働きたい、と夢を持っているようです。
― まずは、本校(専門学校ESPエンタテインメント東京)を選んだ理由を教えてください。
大学2年生の時に上海の楽器イベントの音楽教育のブースでESP学園の資料を見て知りました。上海ではふたつのバンドを組んでいて、PAやレコーディングの技術的なことを勉強すればより良い楽曲をつくるのに役立つと思い、自分で勉強するだけでは足りず、PA＆レコーディングコースに入学しました。
― 本校のオープンキャンパスに参加したことはありますか。その時に良かったと思うことを教えてください。
ドラムコースとPA&レコーディングコースの体験に参加したことはあります。その時、いろいろなコースの参加者みんなでライブをつくり上げました。違うコースに参加していたんですが、つながりを感じて参加してとても良かったと思います。どんなコースに入学するか迷っていましたが、その時の体験から自分の夢ややりたいことを考え、より専門的なことを学べると思いPA&レコーディングコースに入りました。
― 学園生活で楽しいと思う瞬間や達成感を感じた瞬間はどんな時ですか。
自分のバンドの曲を先生の指導を受けて制作する時や、「レコーディング実習」※1で自分たちのバンドがレコーディングしてもらった時には達成感を感じました。入学してからBAS※2でバンドを組み、それに加えて音楽アーティスト科の先輩ともバンドを組んでいます。僕はドラム担当で、レコーディング実習の音源を自分で編集したんですが、それを先生やメンバーから褒めてもらえてうれしかったです。
― 好きな授業はどんな授業ですか。
「レコーディング」の授業です。Pro Tools※3やミキサーを設定・操作してアーティストの表現したい音を録ることができるところが好きです。
― 授業で大変なことや失敗したことはありますか。
経験がないことはたくさんありますが、大変だと思うことはあまりないです。知らないことは先生にちゃんと聞いて、いっぱい練習すると解決できると思っています。ひとつあるとすれば、先生の日本語を理解できないことです(笑)。ミスもありますが、失敗とはとらえず、ひとつ学ぶことができたというように考えています。将来のためになっていると考えているので一度反省したら長く引きずらないようにしています。
― どんなアルバイトをしていますか。
入学してから東京駅のコンビニでアルバイトしていましたが、最近は音楽に関連するアルバイトを探しているところです。バイト探しはネットで検索していますがなかなか見つからないです（笑）。
― 高田馬場もしくは東京の好きな場所はどこですか。
やっぱり渋谷ですね！渋谷にはライブハウスや楽器店が多いのでとても好きです。自分が持っている楽器はほとんど渋谷で買ったものです。高田馬場だとBIGBOXにご飯を食べに行ったり、中国の食品が売っているお店に辛いものを買いに行きます。
― 影響を受けたアーティストや芸能人はいますか。
ONE OK ROCKとPeripheryです。高校生のころによく聞いていて、ONE OK ROCKはバンドを始めるきっかけでした。Peripheryはプログレ系のバンドで、プログレ系の音楽制作がやりたいと思ったきっかけです。
― どんな高校生でしたか。
高校時代は音楽を仕事にするという考えはなく、大学に入るために勉強していました。楽器は触っていましたが、中国の部活動はルールが厳しくあまり活発ではありませんでした。大学ではシッピング(海運業)について学んでいたのですが、あまり興味がわかず、部活とかバンド活動ばかりしていました(笑)。
― 将来の目標や夢は何ですか。
日本のスタジオでプロのエンジニアとして働きたいです。さらに言うと、自分のスタジオを経営したいです！そのためにまずは日本で仕事をしながら経験を積んで自分を向上させて、レベルアップしていきたいと思っています。
※1 レコーディング実習・・・レコーディングスタジオで機材の取り扱い方、ヴォーカル録音やバンド録音、ナレーション録音・アフレコなどを実際に学ぶ授業。
※2 BAS・・・全学科の学生対象で、授業外でバンドやユニットごとにレッスンを受けることができるシステム。
※3 Pro Tools・・・レコーディングスタジオに導入されている業界標準の録音ソフト。
今回インタビューを受けていただいた方(2021年取材時)
PA＆レコーディングコース1年生 YANG ZHOUJIE (ヨウ シュウケツ)さん
Band YouTube：https://youtube.com/channel/UCboFx8DYbmFuwD_rpx1Pu1A
official website：https://crisismemory.com
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