「人の心を動かす楽曲を作ってみたい!」【サウンドクリエイターコース】

ーまずは、本校(専門学校ESPエンタテインメント東京)を選んだ理由を教えてください。また、本校のオープンキャンパスに参加したことはありますか。その時に良かったと思うことを教えてください。

ESP自体はもともと知っていたんですが、パンフレットを見ていいなと思いましたね。音楽系・美容系・IT系といろんな学校の資料請求をしていましたが、その中でもESPのパンフレットは格好良くて目に留まりました。DECO*27さんのようなボカロPとして楽曲をYouTubeにアップロードして有名になりたいと思っていたので、高校3年生の10月頃にサウンドクリエイターコースの体験授業に参加しました。オープンキャンパスはESPと美容系の専門学校に参加しましたが、美容系は自分のやりたいこととは違うなと感じて、ESPに来ていいなと思ったので入学を決めました。
ほかの音楽の学校はHPを見て調べましたが、ESPほどは魅かれませんでした。
先生方はみなさん話しやすくて、体験授業に参加した際も教室に入った瞬間に話しかけていただきました。出身の話からどんどん盛り上がって、いろいろESPのことを聞いて、「この学校いいな」と再確認できました。
16号館(学校の施設)のトイレがきれいでしたね。自分の中でトイレがきれいなところはほかの場所もきれいという印象を持っていたので、好印象でしたね。

ー学園生活で楽しいと思う瞬間や達成感を感じた瞬間はどんな時ですか。

クラスメイトと協力して作業することもあるので、その時に真剣に話し合うことに楽しさを感じます。【ミュージックセオリー】という授業では、課題曲を聞いた側が指示を出し、課題曲を聞いていない側が指示を元に楽曲を打ち込んでいきます。ドラムのパターンやコードの流れ、リズムなどを言葉で伝えることはとても難しく、打ち込む側も相手が伝えたい情報をうまくくみ取らなければいけないので、全然うまくいきませんでした。わかりやすい言葉にして伝えることは大切だと感じた瞬間でもありました。 達成感は、課題曲ができあがった時にすごく感じますね。

ー好きな授業はどんな授業ですか。

アレンジの授業が好きです。まず先生からボーカル部分だけの状態で課題曲を出されます。それに自分でコードを付けてドラムを付けて、自分の好きな楽器を入れていってというかたちで自分の個性を出した曲にしていくという授業です。
まずボーカルを聞いて、こんな雰囲気にしたいなということを思い浮かべながらその雰囲気に近い楽器を入れていきます。
つくりたい世界観が決まっている人は、どんな曲でもその世界観の曲に仕上げていきます。
逆に自分は元の楽曲の雰囲気を壊したくないのでボーカルの雰囲気を読み取って、原曲とは違うんだけど、もともと持っている楽曲の良さに合った楽器を選んで、自分の色を入れて仕上げていきます。
楽曲をつくっていくうえで、楽曲の雰囲気を壊さないようにしたり、メロディーから読み取る時に間違えることも多いですが、コードを間違えないようにしたりなど気をつけています。

ー授業で大変なことや失敗したことはありますか。

苦手分野の耳コピの授業は追いつくので必死で大変です。
課題曲が出されて、その1コーラスを全て耳コピして打ち込んで再現する「イヤートレーニング」という授業です。唯一補講になった授業です(笑)。
主旋律だけでなく、和音やベースの音なども全て耳コピしなければならないのでとても大変でした。とにかく苦手だったので、ピアノの一音一音を覚える練習をしました。ほかにもいろんな曲を普段から聞いていましたが、その曲のベースの音を意識したり、ドラムのパターンを予測して聞いてみるなどより深く曲を聞くように心がけるようになりました。
失敗したことは授業ではないですが、食べすぎちゃうことですかね(笑)。昼ごはん食べて、授業受けて、授業の合間の15分休憩にコンビニで買って食べて、授業後にコンビニで買って食べながら帰って、最寄り駅に着いたらまたコンビニで買って食べて、晩ご飯を食べる。かなり間食が多いんです。スイーツもご飯も好きで、最近おススメのコンビニスイーツはどら焼きです。

ーどんなアルバイトをしていますか。

高校時代にはやっていましたが、バンド活動に集中したいと思い、やっていませんでした。バンド活動も一区切りして、時間ができたので今はアルバイトを探しています。賄いがおいしい居酒屋のアルバイトを見つけられたらいいなと思っています(笑)。

ーどんな趣味がありますか。

たくさん趣味があって、映画もアニメも漫画も小説も好きです。映画は夏休みなど長期休暇の時は1日1本は観るという自分ルールがあって、小説も3日で1冊読みます。高校1年生から続けているので、映画は何を観たか忘れちゃう時もあります。
小説でいちばん印象に残っている作品は、山田悠介さんの「スイッチを押すとき」です。小説にハマッたきっかけの作品ですね。

ー高田馬場もしくは東京の好きな場所はどこですか。

野方ホープはよく行きます。たまに出てくる無料のゆで卵がおいしくてそれ目的でもあります(笑)。たまにもやしの時もありますが。
映画監督の新海誠さんが好きなので、作品に出てくる新宿御苑は中学生の時に初めて行きましたが、今でも行くぐらい大好きな場所です。家で作業していて行き詰った時には気分転換に外に出ることがあるんですが、そんな時にも新宿御苑に行って、自然に触れて癒されています。

ー影響を受けたアーティストや芸能人はいますか。

RADWIMPSさんです。ライブに何回か行ったんですが、音楽でこんなに人の心を動かせるのかぁ、と感じました。自分も人の心を動かす楽曲を作ってみたいと思っていて、すごく心揺さぶられました。
静かな曲・激しい曲様々な楽曲をつくっていて、まったく飽きないんですよね。一日中RADWIMPSだけを聞いている時もあります(笑)。

ーどんな高校生でしたか。

授業はあまり好きではなかったですが学校行事で中心メンバーとして頑張っていましたね。
いちばん好きだった行事は体育祭ですね。副団長をやったんですがめっちゃ楽しかったです。
僕の学校では団(チーム)ごとに踊るんですが、2か月という期間で後輩たちに教えたり濃い時間を過ごすので、体育祭が終わったあとの喪失感はすごかったです。
学級委員や卒業式の司会もしていたので先生からの信頼は厚かったかなと感じています(笑)。

ー将来の目標や夢は何ですか。

RADWIMPSさんの影響もそうですが、中学生の頃、気分が落ち込んでいた時にずっとボカロを聞いていて心を救われた曲がたくさんありました。そのうちの一曲は蝶々P「心做し」です。恩返しじゃないですけど、自分もそんな楽曲をつくって、少しでも救われる人がいればいいなと思っています。
将来、自分が好きなアーティストに楽曲を提供することが大きな目標のひとつです。そのためにも今は歌詞で使えそうなフレーズとかを日々メモしてます。家で楽曲制作をする時には、今自分がつくりたい曲をテーマとかは関係なく制作しています、その中で自分自身のスタンスを固められればいいと思っています。


今回インタビューを受けていただいた方(2021年取材時)

音楽アーティスト科 サウンドクリエイターコース1年生 新名 文翔さん


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