製作監督の藤掛です!!
「塗装編」
木工加工が終わり、三部作構成でいう第二部の幕開けです!!
下地の塗装
まず最初に下地となる塗料を吹き付けていきます。
専用のブースにてスプレーガンを使用して作業していきます。
着色前準備
仕様に合わせて塗分け
カスタム仕様である為、積層バインディングが施されておりますので、
一緒に色が乗らないようにマスキングテープで塗分けしていきます。
着色
ギターの見た目を大きく左右する工程
さて塗装の工程で一番テンションの上がる着色の作業、色の吹き付けです!
今回は白!
上塗り
白の上に上塗りのトップコートを重ねていきます。
ヴィンテージ風の仕様ということもあり、完成した時から経年変化や使用感を出していく「エイジド加工」を施します。
無色透明のトップコートに茶色や黄色を混ぜて初回は吹き付けます。
写真の通り、純白からやや焼けたような白になりました。
こんな時に、おなかのポケットから
風呂敷
が出てきたら…なんちゃって(笑)
そんなことより、写真のモザイクが気になるって?
…えっ?ちょっと、何のことだかわかりかねます!!
特殊フィニッシュ
なんと表現するべきか悩みましたが、特殊フィニッシュと呼称することにしました。
本来、グロスフィニッシュと呼ばれる光沢がある仕上げにすることが多く、
新品の状態から使用されて月日が経ち、味が出たなれの果てが真のヴィンテージになるわけですが、
例の風呂敷もない中ですので、ひと手間加えます。
一度、上塗りのトップコートを研磨して、平滑面を出します。
その後、1回だけトップコートを再度吹き付けて終わらせることにより、真新しい艶感から、経年変化があるような艶感に近づきます。
ということで、以上で塗装編が終了となりました。
ここからは最終章が始まります。
次回は10月中旬に公開予定!【組み込み編】
完成までをお届けいたします。
お楽しみに!
ギルティ!
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