

「楽器の王様」と呼ばれるグランドピアノに関する技術を中心に学びます。調律師として現場に出るための準備として、多くの人が利用する演奏用ピアノの調律や、校内ホールでの調律などを授業に取り入れています。より実践に近い場での緊張感を感じとり、演奏者が望む状態に調律・調整するという意識を養います。また、調律の精度とスピードのバランスをとりながら練習を重ね、2年次修了時には1台の調律を60分で完成させることを目標としています。
コンサートやリサイタルなどではグランドピアノが使用されることがほとんどです。グランドピアノはアップライトピアノに比べて表現力や音量が格段に豊かであると同時に、弦の張られ方や耳までの音の伝わり方が独特で、調律にはコツが必要です。

グランドピアノの調律

グランドピアノの内部
グランドピアノの内部の機構は、部品のつくりや調整の方法がアップライトピアノとは大きく異なります。グランドピアノに関する技術はすべてが連携していると言え、音を聴き、タッチを確かめながら各部品と動きの関連をつかんでいきます。

模型を使用した講義風景

グランドピアノの調整
1年次に学んだ基礎的な修理・整調の技術を生かして、1台のピアノのトータル的なバランスを考えて解体・修理し、さらによい状態に再生する授業です。使用により劣化した弦を張り替え、緩んだピンのトルクを増やして古くなったピアノを蘇らせていきます。

新しいピンを打ち込むための下孔をあける

ピアノを横に倒す

機械を使って音を合わせる

古い部品を外していく
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| 1.解体するピアノを横に倒す | 2.鍵盤・外装を外す | 3.古い弦・部品を取り外す | 4.細部を磨く |
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| 5.新しいピンを打ち込む | 6.新しい弦を張る | 7.機械を使って音を合わせる | 8.全弦・部品交換終了 |
営業概論などの就職指導も取り入れ、調律師として必要な知識やマナーを学びます。そのほかには、社会人として必要とされる一般常識などを学びます。楽器基礎知識では他の楽器(バイオリン、管楽器、ギター)についての基礎知識や商品知識を、各分野の専門の講師に学びます。

基礎営業概論風景

バイオリンについての講義
近年盛んに使用されている、調律を必要とする電気ピアノのセッティングや調律・調整方法を学びます。構造や発音原理はアコースティックピアノと大きく異なりますが、音階や音程をつくる技術を必要とするため、調律師の仕事となることもあります。
本格的な就職活動に向け、就職サポートセクションの担当者による音楽業界説明や、履歴書の添削、電話のかけ方、面接指導などを行います。

電気ピアノについての説明

就職活動にあたって電話のかけ方の練習
音楽概論では作曲家の生涯を調べて発表することを通して、幅広い知識とさまざまな音楽への理解を深めます。
自由曲中心の完全個人レッスン。2年生では選択科目となります。