HIROKAZ×フルタニランバー×ギタークラフト科 コラボレーションギター製作Vol.3【塗装編】!

2026.03.29

こんにちは

ギタークラフト科です。


さて、3回目の更新となるコラボギター製作ですが、前回のVol.2記事では木工終了までの作業をご紹介いたしました。

Vol.1【始動編】の記事はコチラ!

Vol.2【木工編】の記事はコチラ!

今回は塗装開始~バフ掛け終了までを見ていきたいと思います。

どうぞ!

まずはおさらいから。

前回までで木工加工が終了し、後の塗装に備えて木部全体をサンドペーパーで研磨しました。荒い番手から始め、徐々に細かい番手に切り替えていく事で、機械加工痕や刃物キズの残らない整った平滑面を作ります。

塗装に適した表面に仕上がったら

まずは「ウッドシーラー」という塗料を吹き付けます。ウッドシーラーには後に吹き付ける塗料の吸い込みを防ぎ密着性を高める、木材から染み出すヤニを止める、という役割があります。吹き付ける回数や量は多くないのですが、重要な役割をもった大事な行程です

次は「サンディングシーラー」の吹き付け

サンディングシーラーは着色を行う前の下塗り塗料で、その名のとおりサンディング(研磨)して平滑な着色面を作り出す用途で使用しています。吹付後は乾燥させ、生地調整と同じように全体を研磨して表面を整えていきます。一切キズや凹凸の無い滑らかな面が形成出来たら、着色の準備が完了です

いよいよ着色!

事前にHIROKAZさんに数パターンの候補を提示し、その中から選んでいただいたカラーリングを施していきます。はたしてどんな色になるのでしょうか。着色前の様子はコチラ


そして、着色後は次の写真のようになりました。高圧縮材と通常材を組み合わせたボディには「サンバースト」系、高圧縮材のみで構成した重量のあるボディは「バタースコッチ」系の着色を施しています。能登ヒバという新しいマテリアルの使用がコンセプトのコラボモデルですが、その部分を強調せずにあえてトラディショナルなカラーで「スタンダード」な雰囲気を目指しています。針葉樹らしい木目は透かしつつも、違和感のない仕上がりになったのではないでしょうか!?

続いてネックの方を着色していきます。

色の白いカエデのネックには、うっすらとシースルーのブラウンを施し、経年変化で変色したような「飴色」を再現。こちらもボルトオンタイプのネックでは定番と言えるカラーリングです。一気に渋みが増してカッコよくなりました。

そしていよいよロゴ入れ!

このモデルの為に制作されたオリジナルロゴをヘッドに転写していきます。ヘッドの表面には「能登ヒバ」、「音」から着想を得て名付けられた「hibatone」のロゴが。裏面にはHIROKAZ様、フルタニランバー様、ESPと学園のネームが入り、スペシャルコラボモデルらしい豪華仕様になっています。

設計時の図面を参考に位置決め。準備が出来たら、ぶれてボケたラインにならないように気を付けながら本体側へ転写していきます。細かいデザインや細い線が多いため、慎重に作業を行いました。キレイに転写できました。


ロゴを貼り終えた後、「トップコート」を吹き付けていきます。

トップコートとは、着色層の上に重ねるクリアー塗料のことで、この塗膜を研磨して磨き上げる事で表面を鏡面仕上げ、つまりツヤツヤピカピカの状態にしていきます。研磨に入る為には塗膜がしっかり固まっている必要があるため、しっかりと乾燥させておきます。


目の細かい耐水ペーパーを使用して

塗装が施されている部分全体を研磨していきます。すると表面が少しずつ削れて凹凸が小さくなっていき、ツヤの無いマットな質感に仕上がります。さらにペーパーの番手を上げて研磨キズを細かくしていき、次の工程に備えておきます。

研磨を終えたら

バフマシン、コンパウンドを使用してバフ掛けを行います。研磨してマット状態になっていた表面のペーパーキズが消え、徐々にツヤが出てピカピカになっていきます。テンションの上がる作業の一つです。

研磨前の状態と見比べて違いが伝わりますでしょうか。

表面にデコボコの無い、綺麗な鏡面仕上げになりました。ここまでに施した薄い塗装を剥がすことなく、キズや歪み一つない美しい表面を作り上げるのが、塗装の行程で大切な目標です。

全てのボディとネックのバフ掛けが終了!

この後は不要なマスキングテープを剥がして、いよいよパーツを組み込んでいきます。


次回更新では弦を張って完成するところまでを一気にご紹介する予定です。お楽しみに!

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