HIROKAZ×フルタニランバー×ギタークラフト科 コラボレーションギター製作Vol.4【組込編】!

2026.04.28

こんにちは

ギタークラフト科です。

コラボギター製作も佳境!前回までで塗装の工程を終えました。

Vol.1【始動編】の記事はコチラ!

Vol.2【木工編】の記事はコチラ!

Vol.3【塗装編】の記事はコチラ!

いよいよパーツの組込~弦張りと調整を行っていきます。今回は一気に完成までを見ていきたいと思います。

どうぞ!

まずは前回のおさらい!

塗装吹き付けを終えトップコートの層を研磨。表面を鏡面仕上げにする、バフ掛けという作業を終えていました。塗膜を作りたくない部分にはマスキングテープが張られており、この段階ではまだネックを差し込む部分にテープが残っています。 

ネックポケットのマスキングテープを剥がした後がこちら。木部が露出しました。この部分には塗装を乗せず、ネックと接する面をきれいに維持しておくのが、ハンドメイドギターならではの作り方です。価格帯の低い量産品では省略されてしまう工程ですね。 

ハードパーツを取り付け

準備が出来たらハードパーツを取り付けていきます。まずはストップテールピースから取り付け。弦アースを取るリード線を差し込み、テールピースを固定する為のアンカーから挿入していきます。今回はTone Prosの製品で、イモネジでテールピースのロックが出来るタイプのものを選択しています。 

ピックガードを固定する為のネジ穴

次にピックガードを固定する為のネジ穴を開けていきます。予め木工段階で位置は決めておきました。ボディにピックガードをあてがい、千枚通しで目打ちをしておきます。印が出来たらドリルを使い、取り付けネジよりも小さい径で穴開けしておきます。 

エンドピンの取り付け

ピックガードの固定準備が出来たら一緒にエンドピンの取り付け穴もドリルで開けておきます。HIROKAZさんにお渡しするには普通のエンドピンでは心もとなく、不慮の落下を防ぐためESPのロックピンを選択しました。ステージングの激しいギタリストには必須のアイテムです。 

ブリッジを乗せる為のスタッド

合わせてブリッジを乗せる為のスタッドもボディトップに搭載しておきます。アンカーを打ち込むタイプのものではなく、木部に直接ねじ込むタイプのものを選択しました。HIROKAZさんのこだわりポイントのひとつでもあります。こちらもTone Pros製のロック可能なブリッジになっています。 

金属プレートの加工

続いて、配線の前に金属プレートの加工。テレキャスタータイプのコントロールパネルのレバースイッチ搭載箇所をドリルで加工し、アウトプットジャックが搭載できるように改造しておきます。ピックガードにトグルスイッチが搭載されるため、この部分にピックアップセレクターは必要なくなるのです。この部分もHIROKAZさんのこだわりポイントですね。 

ボリュームとトーンのポット

パネルの準備が出来たら,ボリュームとトーンのポット、ジャックを取り付けて配線作業に備えておきます。トーン側はプッシュ⇔プッシュのスイッチポットになっており、ハムバッキングピックアップをコイルタップしてシングルコイル寄りのサウンドが出せるようにしました。この部分はHIROKAZさんのシグネチャーモデルを参考にして採用させていただきました。 

ピックアップ

ネック側のピックアップはSeymour Duncan SH-2n Jazz、ブリッジ側にはSeymour Duncan APH-1b Alnico IIを選択。ネック側のみ金属製のカバーを取り付け、ハウリング防止の為のポッティングを施しました。溶かしたパラフィンワックスに漬け込み、ピックアップ本体とカバー間での共振を防ぎます。対してブリッジ側はオープンでの使用。バタースコッチボディのエスカッションは後にホワイトへと交換しました。 

それぞれのパーツの準備が出来たら

それぞれのパーツの準備が出来たら、はんだ付けを行っていきます。ただ電気的に繋げるのではなく、サウンドへの影響や後のメンテナンス性を考慮し、なるべくきれいにリード線を取り回して配線作業を進めていきます。いつかこのギターのメンテナンスを行うテクニシャンや、ギターリペアマンに対して、自信を持てる仕上がりを心掛けていきたいですね。 

  

 同時にネック側の準備

同時にネック側の準備(フレットすり合わせ~ナット成形~ペグ取り付け)を行っていましたが、長くなってしまうので今回は割愛。いよいよボディとネックをジョイント!弦を張ってチューニング、そして各部の調整を行っていきます。  ネックの反り~弦高調整~ピックアップの高さ~オクターブチューニングを済ませたらついに完成です。 

さて、次回は最終回!完成したギターをHIROKAZさんに弾いていただきます!ここまで2本同時に製作をしてきましたが、ご本人へお渡しするのはどちらか1本。はたしてどちらの仕様がHIROKAZさんのハートを射止めるのでしょうか。

そして残った1本はどうなってしまうのか!お楽しみに! 

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