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ギター・ベース メンテナンス&クラフト講座 シっとけ!ヤっとけ!

第14回 続・ギターの配線 ジャックがなきゃアンプに繋げない

今回はより実践的に、ギターの音の出口となる「ジャック」の解説です!ギターとアンプをつなぐ時に、ギターケーブルを使いますよね。そのギターケーブルを差し込む為に、ギターに必ず付いているパーツ、それがジャックです!

『ジャックはこんなパーツです・・・』

下の写真1がギターに使われるジャックです。正式名称は、「モノラルフォンジャック」と言います。リード線をハンダ付けする為の、穴の開いた部分(端子)が2個あって、片方にホットを、もう一方にアースをハンダ付けします。どっちがホット端子で、どっちがアース端子でしょうか?
見分け方は簡単!写真2は、実際にギターケーブルをつないだものです。そのときに、ケーブルプラグの先端を引っかけている金具がありますよね?その金具と繋がっている方が、ホット端子です。よく観察してみてください!

『実際にジャックを配線してみると・・・』

前回の復習も兼ねて、P.U1個と、ボリュームと、ジャックを配線してみたいと思います。P.Uのホットの線はボリュームの3番端子へ。2番端子からジャックのホット端子へとハンダ付けします。P.Uのアースと、ボリュームの1番端子はポットの背中にハンダ付けして、そこからジャックのアースへとハンダ付けしてあげましょう。これで完成!

ちなみに、ほとんどのギターは上の形のボリューム配線がされていますが、違うパターンもあります。下の配線図がそれで、これまで紹介したボリューム配線と比べ、3番端子と2番端子の配線が逆になっています。これでも立派にボリュームとして働きます。
2個のP.U.それぞれにボリュームがついているタイプのギター/ベースは、この配線をしてあげると、片方のボリュームを絞っても、もう片方のP.U.から音がちゃんと出てくれます。これまでの配線では出来ないことなんですね。自分の楽器のボリューム配線と見比べてみてください!

これでボリューム配線は完璧です。トラブルが起きても、自分で直しちゃいましょう!
次回は、ポットを使ったもう1つの配線、トーンコントロールの説明をしたいと思います。

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