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ギター・ベース メンテナンス&クラフト講座 シっとけ!ヤっとけ!

第13回 続・ギターの配線 何は無くともボリュームは必要!?

今回はギターのコントロールで一番使用頻度が高いと思われるボリューム配線の結線の仕方とその仕組みを考えてみましょう。

『まずは少しポットの復習を…』

まず、使用するパーツは『第7回』でお話した『ポット』と呼ばれるものですが、みなさん構造や仕組みは覚えていますか?
ポットには3つの端子がありそれぞれに右から(銀色のカバー側から見た場合)1・2・3番の番号がついています。(下図1)そして内部構造は1番端子と3番端子の間には『カーボン抵抗』があり電気を通りにくくしています。2番端子はシャフト(コントロールノブ)と連動するワイパーにつながっていて1番~3番端子間の抵抗の比率を連続的に変化させています。(下図2)

『これをボリュームに置き換えると…』

さあ!いよいよ今回の本題です!このポットを使い音量を連続的に変化させているのが『ボリューム』です。まず、アースはすべてのパーツをつなぎます。そして問題のホットはP.U.からの出力線を3番端子へ、そして2番端子からジャックのホットへ出力します。残った1番端子はアースへとつなぎます。そうすることによりP.U.とジャックの間の抵抗値を変化させて音量を調節することが出来ます。ボリュームゼロのときは1番と2番が直結することにより『第12回』でお話したように『ショート』の状態になるので音がまったく出なくなるのです。

さて、今回はどうでしたか?次回はもう少しボリューム配線のバリエーションのお話と肝心のジャックの配線をお話したいと思います。配線の面白さが徐々にでも伝われば幸いです!何か分からなかったことやこんな話を聞きたい!という方は質問メールもどしどし受け付けていますのでお気軽にメールをしてください。

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