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ギター・ベース メンテナンス&クラフト講座 シっとけ!ヤっとけ!

第2回 ネック反り&オクターブ調整編

ネックが反っていると弦高が高くなったり弦のビビリが生じたりオクターブチューニングが合わなくなります。だからネック反り調整って、とっても大事なんですよ! それでね、オクターブ調整がきちんとされていないとハイポジションになるほど音程に狂いが生じてきます。だからオクターブ調整もとても大事なんですよ!

ネック反り編

あれっ、ブリッジの弦高をいじってないのに弦高が変わった?誰でもこんな経験があるはず。こういう場合ネックの反りによることが多いです。ネックが反っていると弦高が変わったりオクターブチューニングが合わなくなります。今回は単純な順反り逆反りの基本的な調整を解説してゆきますが、複雑な反りのものは自分で調整できないと思いますので、SHOPなどに依頼していただいたほうが良いと思います。

1.まずネック反りの状態を見ます。 画像

1.まずネック反りの状態を見ます。

まず全部の弦を貼ってきちんとチューニングをしてからネックの反りの状態を見ます。写真のようにネック裏に手で支えてやることによってギター自体の重さでネックが反ることを防いで状態をきちんと見ることができます。

2.タッピング法と呼ばれる反りをみる方法。 画像

2.タッピング法と呼ばれる反りをみる方法。

チューニングしたギターの1フレットと最終フレットを押さえ12フレットのその弦とフレットの隙間をみてネックの反りを判断する方法があります。この状態で隙間が広ければ順反り、全く隙間がなければ逆反りになります。僅かな隙間を見るときは弦を軽く指でたたくと音が出るのでわかります。ちなみに12フレットのベストな隙間は0.2ミリ(名刺の厚さぐらい)を目安にしてください。つまりほんのわずかに順反りがよいということです。
さらに1弦から6弦を同じようにチェックし、1フレットと12フレットを押さえてロー・ポジションをチェックし、5フレットから最終フレットを押さえてハイ・ポジションをチェックすればかなり細かい判断ができます。

3.トラス・ロッドによる調整。 画像1

3.トラス・ロッドによる調整。

ほとんどのエレキ・ギターにはトラス・ロッド(補強用鉄芯)がネックに埋め込まれていてこれによってある程度のネックの反り調整ができるようになっています。基本的にはトラス・ロッド・ナットは右(時計回り)に回すとネックは逆反り左(反時計回り)に回すとネックは順反ります。ナットを回す時の注意点としては一度に多く回さないよう(1/8程度ずつ回すたびに状態を見る)それから左に回す時は多めに回して最後に右に戻して終わる。そして無理な力を加えて回さないように注意してください。

←LPなどヘッド部にアジャストがあるタイプの調整

3.トラス・ロッドによる調整。 画像2

LPタイプの場合は弦を張ったまま作業できるのでネックの状態を見ながら調整していく。 ネックエンド部にアジャストがあるタイプの場合、基本的にはネックをはずして調整する。(ナット部が十字型になっているものには大きめのマイナス・ドライバーを使う。)この場合ネックに弦のテンションがかかっていないので最初は戸惑うと思いますが何回か作業を繰り返しているうちにコツがつかめてくると思います。

←ネックエンド部にアジャストがあるタイプの調整

オクターブ調整編

オクターブ調整というのはフレットボードに弦を押さえ付けることにより弦が延びて音程が上がった分をブリッジサドル部の位置を下げて補正するものです。

1.チューン・オー・マテック・ブリッジの場合 画像

1.チューン・オー・マテック・ブリッジの場合

LPタイプの場合、ネジがピックアップ側にあるものと、テイルピース側にあるものがあります。オクターブ調整は、12フレットのハーモニクス(12フレット上の弦を指で軽くさわってピッキングする)音と12フレットを実際に押さえた実音とが正確にピッチが合うように設定します。押さえる力はできるだけ普段状態に近いほうがよい。実音の方が高い場合にはブリッジサドルをテイルピース側に移動させ、低い場合はネック側に移動させます。(弦をゆるめてから移動させます。)

2.シンクロナイズド・トレモロの場合。 画像

2.シンクロナイズド・トレモロの場合。

ブリッジサドルが固定されているネジをドライバーで回して前後に動かすことで、「弦の張られている長さ」を調整します。基本的には開放弦と12フレットのハーモニクス音が一致するまで、ブリッジサドルを動かします。ネジを右に回すとハーモニクス音が上がり、左に回すと下がります。

3.ロック式トレモロの場合。 画像

3.ロック式トレモロの場合。

ブリッジサドルが固定されているネジをドライバーで回して前後に動かすことで、「弦の張られている長さ」を調整します。基本的には12フレットのハーモニクス音と12フレットの実音が一致するまで、ブリッジサドルを動かします。ロック式トレモロの場合は六角レンチでネジを緩めてサドルを前後に動かして調整します。実音が高い場合はサドルをボディーエンド側に、低い場合はネック側に動かします。

4.ベース・ブリッジの場合。 画像

4.ベース・ブリッジの場合。

シンクロナイズド・トレモロと同じようにブリッジサドルが固定されているネジをドライバーで回して前後に動かすことで、『弦の張られている長さ』を調整します。ただし、ベースでは少しでもサドルを動かしたりするのは弦高が変わり易いのでオクターブ調整と弦高調整を交互に行います。

ネック反り&オクターブ調整の注意

ほとんどのギターのネックは木でできているので湿度や温度の影響を強く受けます。なので特に日本だと季節の変わり目などにはネックのチェック、調整はこまめに行ったほうが良いと思います。オクターブ調整はネックの反り修正や弦高調整をキッチリ終わらせてから行わないと意味がないものです。あと古い弦(死んだ状態)ですと、きちんとした弦振動が行われないのでオクターブチューニングが合わなくなるので新しい弦の状態で調整しましょう。それから弦のメーカーやゲージを変えたりした場合にもオクターブ調整が必要になります。

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長谷川先生

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