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メンテナンス&クラフト講座

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ギター・ベース メンテナンス&クラフト講座 シっとけ!ヤっとけ!

第8回 ピックアップを選ぶポイント!

今回はエレクトリックギター・ベースの音を決める重要なパーツ『ピックアップ』について!
『ピックアップ』を変えるだけで、まったく違う音にすることも可能で、気軽に改造も出来ちゃうだけに選ぶのにはかなり悩んでしまうと思います。そんな『ピックアップ』について解説しましょう!

~何で音が変わるの!?~

これはピックアップ(以下P.U.)の構造を理解する必要があります。
というとなにやら難しいような気がしますが、P.U.の構造は至って簡単!そもそもP.U.で音を電気に変える仕組みは『電磁誘導作用』という原理が用いられています。これで使うパーツはたったの3つ!『磁石』『コイル』『ボビン』です。これだけのパーツで音を電気に変えているのでそれぞれがちょっと変わっただけでまったく違うP.U.が出来上がるわけです!

ピックアップ 画像1

~どこをチェックすればいいの?~

スペック表(カタログ)などでチェックするならば、よく見るポイントは『Magnet(磁石)』と『D.C.Resistance(直流抵抗値)』ですね。ほかにもチェックできるポイントはいろいろあるのですが、まずはこのあたりがわかるとそのP.U.の特性が見えてきます。
磁石は磁力が大きくなるほど(Alnico・>Alnico・・セラミックは高音特性が良いとされる)ハイパワーになる傾向があります。逆に弱くなるとクリーントーンや、クランチにしたときにクリアーに音が出る傾向があります。
直流抵抗値と聞くとこれまた難しいような気がしますが、これは『コイルに使う銅線の長さ』を表しています。この値が大きくなるとたくさんコイルを巻いていることになり、これまたハイパワーになりますが高音が劣化する傾向があります。逆に値が小さくなると音は繊細になり、コードを弾いたときなどに各弦の音の分離がよくなる傾向があります。

ピックアップ 画像2

今回はどうでしたか?P.U.を選ぶときの参考になれば幸いです。いろいろな楽器店に行ってカタログを見比べたりお店の人と相談してみるのも楽しいですよ。最終的な音はさまざまな要因が絡んでくるので取り付けて音を出してみるまではわかりにくいのですが…。それも楽しみの一つと言えますね!いろいろなP.U.を試してみよう!

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