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ギター・ベース メンテナンス&クラフト講座 シっとけ!ヤっとけ!

第12回 続・ギターの配線 ギターの中の配線の基本!?

『回路』に関してはなんとなくイメージをつかんでいただけたでしょうか?
いよいよ実際のギター配線に置き換えて話を進めていきます!

●前回お話した『回路』をギターに置き換えると電源であった電池はピックアップ(以後P.U.)に、それを消費していた電球はアンプのスピーカーとなります。

図1

『音切れトラブルの原因って!?』
上の図をふまえると音が出なくなるというのは『断線』と『ショート』が原因ということが分かります。

◆『断線』の症例としては弾いているときに音が途切れたり、ノイズが出るけど音が出ない『接触不良』という形になってあらわれる事が多くあります。これはスイッチやジャック、ポットなどの端子の接点が腐食して(白く曇ったりする)電気が一時的に流れなくなってしまう状態です。症状はギターの持ち方などで音が出たり出なかったりします。
改善策としては原因と思われるところに『接点洗浄剤』などを吹きかけて磨いてあげましょう。一般的なサビ落としを綿棒につけて磨いたりすることも出来ます。

◆『ショート』の状態のときの症例はまったく音もノイズも出なくなります。ポットが緩んで回ってしまい、ホットとアースが接触してしまうことがあり、これはパーツのゆるみなどを見直すと改善されることがあります。
断線のときは音が出なくなってもノイズは出ているので良く聞くと分かります。

※トラブル時に下の写真を参考にチェックしてみてください。

接触不良例:ポット(内部)接触不良例:トグルSW接触不良例:レバーSW

接触不良例:ジャック(ホット)接触不良例:ジャック(アース)ショート例:ポット

今回はどうだったでしょうか?まだ基本なんで面白くないかもしれませんね。(汗)
次回はいよいよギターの中の実際の配線と仕組みをお話しようと思います。
乞うご期待!

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