アーティスト・エンタメ業界のトップランナーからのメッセージ

業界インタビュー

歌手、YouTuber

松浦航大

Kodai Matsuura

松浦 航大

歌まね動画がSNSで話題となり数多くのテレビ番組に出演。 フジテレビ『ものまね王座決定戦 2020』では初出場ながら初優勝! テレビ東京『THE カラオケ★バトル』でも現役歌手としては最多の4回優勝を飾る。 自身のYouTubeチャンネルでは総再生回数2億5千万回以上! 歌、ものまね、ボイスパーカッションと声の可能性を追求し、音楽世界観のイメージを拡げるべく作詞・作曲も手掛ける。 『音楽業界』と『ものまね業界』に革命を起こすべく柔軟性にとんだ音楽活動を行う。

ご自身の高校時代について

歌うこと以外、頭になかった。
誰よりも多くの時間歌ってきたという自信。

僕は、人と違うことを音楽でやりたいと思っている、目立ちたがり屋な高校生でした。当時めちゃくちゃ練習していたボイスパーカッションを披露して、学校中から「ボイパくん」と呼ばれたことも。とにかく歌うことが好きで、暇さえあればどこでも歌っていましたが、正直、上手いかどうかは自分でわからなくて。親に聞いたら「プロ並みではない」と言われました。そこで、歌で人を感動させられるプロを目指し、上手くなるためにやれることは全てやろうと決意。高校1年の終わりごろのことです。ボイストレーニングに通ったり、休日は8時間くらいカラオケで練習したり、YouTubeで音楽を聞いて歌ったり……学校とアルバイトの時間以外はずっと歌っていました。歌唱力を鍛えることに情熱をかけた高校時代でしたね。誰よりも多くの時間歌ってきたという自信が、今の僕を支えているのかもしれません。

エンタメ業界に
求められる人物像など

価値あるコンテンツを自分でつくり、発信する。
自己プロデュースできる人が勝つ時代。

エンタメ業界も個の時代に変わってきた今、自己プロデュースを人一倍、頑張った人が勝ち残る世界です。大切なのは、価値あるコンテンツをつくって広め、ファン化する構図を理解し、自分が活きるコンテンツを考えること。僕もYouTubeを始めた当初、何が正解かわらからず試行錯誤していました。でも、遠回りだったからこそ、自分の考えを確立できた。僕の持ち味が、たくさんのアーティストの声やテクニックを使い分けて1曲を歌い上げる、これまでの歌マネとは異なるスタイルだと気づけたのです。変化する時代の流れを見て新しいものに飛びつき、ターゲットを絞って撃ちまくるーーそれができれば、結果はついてきます。

これから業界を
目指す方へのエール

憧れや好きな気持ちを持ち続け、かむしゃらに進む。
その行動力が、未来のトビラを開く。

ミュージシャンを目指すなら、絶対に大事なのが行動力。何事にも興味を持ち、やれることは何でもやってみてください。僕はESP学園に通っていた時も、ボイトレを受けるためにバイトをし、授業とバイトの合間に作詞作曲の勉強、ライブ活動と歌一色の生活を続けてきました。それができたのは、「歌が好き」という幼いころから変わらない気持ちがあったから。みなさんも、プロへの憧れや音楽が好きな気持ちを絶やさず持ち続けてください。その気持ちがきっと「自分らしさ」を形づくってくれます。