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高見沢俊彦

音楽という希望

 コロナ禍、巷に流れるニュースで思わずため息をついてしまうのは、未来への希望がまったく感じられないからです。事実を発信する時事ニュースでは致し方がないことですが、一体希望とは何を指すのでしょうか?
 ミュージシャンにとって希望とは、新たな楽曲創作だと思います。新しい曲さえあれば、それがバンドの動力源になり、未来のライブへとつながって行きます。つまり新曲さえあれば、おのずとバンドの希望にもなり、未来へ繋がる道標にもなり得るのです。
 では、バンドとは?その定義とは?あくまでも個人的見解ですが、バンドとは長く活動してこそ、その真価が発揮されるものだと思っています。最初から解散するためにバンドを結成するわけではありません。1分でも1秒でも長く、同じ目的を持った仲間とステージに立っていたいという執着もまた、未来へ繋がる糸口かもしれません。
 THE ALFEEデビュー48年目の現在、巷ではソーシャルディスタンスという言葉が飛び交っていますが、今でも38年前の楽曲『星空のディスタンス』をあらゆるメディアで演奏し続けています。不思議なことに、飽きることは一切ありません。コロナ禍という困難な時代だからこそ、今後も『継続は力なり』を身をもって証明したいと強く思います。

ESP学園

 君は今、何をしたいのか?何を目指したいのか?まずは頭で考えず、行動を起こしてみませんか?そこから見える未来があるはずです。
 ESP学園はエンターテイメントの仕事に携わるための学び舎で、ギタークラフト科のみならず、PA、舞台照明のほか、俳優、声優などエンターテイメントのすべてが学べる総合専門学校です。自分のやりたいこと、目指したいことを、この学園で見つけて下さい。
 いつか、君の作ったギターを奏でる日が来るかもしれない……それは、けして不可能な夢でないのです。

PROFILE

高見沢俊彦

歌手・作曲家・ギタリスト・音楽プロデューサー。1954年4月17日生まれ、埼玉県出身。A型。J-POPバンド・THE ALFEEの2代目リーダー、BEAT BOYSのメンバーとして活動するほか、多くのアーティストに楽曲を提供するプロデューサー、ギタリストとしても活躍している。