誰かの心を動かす声優に。

左:芸能タレント科声優養成コース2年 澤遥香さん
右:芸能タレント科声優養成コース講師 橘U子先生

声優を目指してESP学園に入学した澤遥香さん。プロの声優としても活躍している橘U子先生とは「先生と生徒」という関係性でありながら、「自分が目標とする人」でもあります。つらいことも、嬉しいことも共有してきた二人の対談をご覧ください。

声優になるための学び

―まずは声優養成コースを選んだ理由を教えてください!

:幼いころ好きだったアニメを中学2年生のときに改めて見直したことがきっかけで、自分も人の心を動かす声優になりたいと思うようになりました。初めはギターコースにも興味があったのですが、声優養成コースの体験授業でU子先生に教わってみて、ここで夢を叶えたい!と思って入学を決めました。

:澤さんは最初の体験授業からハキハキしていたのと「ありがとうございます!」が口癖だったのをよく覚えています(笑) 高校2年生の時から何度も参加してくれて、来るたびに上達していたので思わず「声優向いてると思うよ」と言ってしまったほどでした。

:その時から今と変わらない近い距離感で接してくださったので、プロの声優さんからこんなに丁寧に教えてもらえるのか!と感激しましたね。

―「学ぶ」「教える」という立場の中で、お互いに何か意識していることはありますか?

:クラスメイトの演技をよく観察して、その時に先生がどこを見て何をメモしているのかを考えるようにしています。自分では気にしないことこそ大事なポイントだと思うと常に気が抜けません…。日常生活で目にするものからも学ぶことは多くて、見ず知らずの人の特徴的な部分からヒントを得て演技に取り入れるようにもしています。

:そんなストイックな部分や真っ直ぐさにいつも初心に帰らされますし、授業への熱心な姿勢にこちらも学ぶことばかりです。とはいえ、必ずそれぞれに得意不得意は出てくるので、それぞれが時間をかけて確実に技術を身に付けてもらえるようにしていますね。できないことは来週、来月、もしくは今年中にできればいいという焦らないスタンスです。

:本当にまだまだ苦手なことばかりです。マイクの前に立つぞ!って思うと演技がおろそかになってしまったり、自分が思う演技ができなかったり…。2年生になってもっと上達したい気持ちはいっぱいなので、焦りすぎず着実に成長していきたいですね。

主役を通しての成長

―体験授業では「楽しい」という気持ちが大きかったと思いますが、入学してからギャップを感じたことや大変だったことはありますか?

:お芝居で人の心を動かすことがこんなにも大変なのかと思いました…。例えば「叫ぶ」という行為一つとっても、ただ叫んだところで何も感情は伝わらないんですよね。実は、高校3年生の時に養成所に通っていた時期があって「1歩リードしたところから始められるかも」と思っていたのですが、結局は形だけのお芝居しかできていないことを痛感しました。

:その点は、かなり成長したと思うよ!もともと持っていた表現力がさらに伸びたから自信を持ってほしい!体験授業の時から見ている私だからこそ、澤さんがとっても成長したことは分かりますね。

:それを少し実感できたのが、1年生の3月に実施した進級公演でした。主役を演じさせてもらって、養成所に通っていた期間も含め、今までで一番良い演技ができたと思っています!

―主役を演じられたんですね!大きな出来事だったかと思いますが、お二人の間で印象に残っていることはありますか?

:毎年2年生は卒業公演、1年生は進級公演として朗読劇を行うのですが、今回は私が出演している「ことだま屋本舗」の中でも特にお気に入りの作品を使用しました。オーディションを実施して、澤さんに主役をお願いしたのですが、稽古に来るたびに台本がボロボロになっていって、泣きそうになりましたね…。

:私自身も台本を読めば読むほど好きになっていって、とても思い入れのある作品になりました。主役を任されて緊張や不安はもちろんありましたが、演じていて一番楽しいと思えた作品でしたね。技術だけでなく精神的にも成長させてもらえた公演です。

:澤さんが演じると台詞の一つ一つが魂に響くんです。その証拠に当日観に来ていた「ことだま屋本舗」の代表が号泣していたんですよ。普段はあまり感情を表に出さない方だから、私もびっくりしてしまって…。そんな風に人の心を動かしたってことはすごいことだよ?

:あのときのことを思い出すと、今でも胸がいっぱいになります。公演が終わるまで全く気づかなかったので、最後に涙を流しながら言葉をいただいたときは、驚きと喜びを同時に感じました。誰かを笑顔にしたり、感動させたりするとはこういうことなんだなと初めて実感できた忘れられない思い出です。

これからに向けての思い

―今後に向けての目標や頑張りたいことを教えてください!

:プロの声優として活躍するというのが大きな目標ですが、まずは自分の演技を好きになって自信を持てるようになりたいです。同級生やプロの方の演技を見ると、自分に自信がなくなって「この人たちと同じ現場に行けるかな…」と不安になることばかりです。先生も声優のお仕事の中で不安に思うことはありますか?

:芝居が好きだし、今は不安になることはないかな。でも自分の演技に納得できたのは声優になって10年、20年たってからだったし、それも監督やディレクターからはどう思われているか分からない。それならいっそのこと、もう少し楽しんでみればいいんじゃないかな?

―最後にこれを読んでいる方に向けてメッセージをお願いします!

:声優になるのはとても大変で、授業の中でさえ、悔しくて心が折れそうになることも多いです。でも「本気で学びたい!」という気持ちが一番大切で、ESP学園にはそれをサポートして必ず成長させてくれる先生がたくさんいます!声優やお芝居を学ぶならESP学園!とにかくこれにつきますね。

:正直、厳しい世界なので覚悟をもって来てほしい、と言いたいところですが、少しでもやってみたいと思うのであればまずは一歩踏み出してみてください!ちなみに、私が声優を目指したのは友達から「声が大きいから声優になれば?」って言われたことがきっかけです(笑)

:それを言ってくださったU子先生のお友達にお礼を言いたいですね!これを読んでいるみなさんが、自分にぴったりの学校を見つけられますように…。ぜひ楽しみながら進路選びをしてみてください。

対談実施:2021年5月