2008年5月24日、新木場STUDIO COASTにて学校法人イーエスピー学園が主催するライブ・イベント『COLORS2008』が開催された。今回で６回目となる当イベント、当日はあいにくの空模様だったが1000人を超えるファンとイーエスピー学園の学生が集まった。

15：00頃、屋内のメイン・ステージに先駆けて野外に設置されたトラック・ステージにてライブが開始。オープニングを飾ったSHENKY GUNSが入場待ちの観客の目を惹いた。 トラック・ステージに遅れること30分、観客の入場を待っていたかのように降り出した雨の中、大きな爆発音とともにメイン・ステージのライブがスタートした。オープニング・アクトは専門学校ESPパフォーマンスビレッジ学生によるダンス・ユニットBLOSSOM。息の合ったダンスはもちろん、学生独特の若さと勢いが会場のボルテージを一気に上昇させた。 MCを挟み、次に登場したのは6人組ガールズ・パンク・ロック・バンドNEW STRIKE ZIPPER。2MCによるメロディアスなコーラス・ワークに加えミクスチャー要素を色濃く反映した疾走感のある楽曲が観客を盛り上げた。普段は都内ライブハウスを拠点に活動する彼女たちだが、ステージを広く使ったパフォーマンスは彼女たちのポテンシャルの高さを感じさせた。
3組目として登場したのは3人組ヒップ・ホップ・グループONE☆DRAFT。安定したコーラス・ワークとシンプルながらも力強さを感じさせる照明が観客を魅了した。 そしてライブも後半に突入し会場の熱気も上がり続ける中、次にステージに上がったのはheidi.。ボーカル義彦の激しくも切ない歌声に加え、ドラムの変則的なリズムワークにメロディアスなベースライン、多彩なギターソロは彼らの音楽性におけるバックグラウンドの広さを感じさせた。 続いてヴィドールがステージに上がった瞬間、会場から沸き上がる大歓声。ボーカルジュイの力強い歌声とヘヴィなサウンドが観客を魅了し、「...サンガコロンダ!!」ではジュイの振り付けに観客が合わせるなど会場が一体感に包まれた。
その後、ゲリラ・アクトとして登場したテクノ・ポップ・バンドSKYFISHのステージを経て、いよいよ大トリのFLAMEが登場。熟練されたダンスに加え、デビュー曲「ムネノコドウ」などを披露し、貫禄あるライブパフォーマンスを見せてくれた。

こうして熱狂の中幕を閉じたCOLORS2008。メイン・ステージだけでなく、SHENKY GUNS・Classic Sugar・Piece Porter・Vanliotto・信岡　愛が出演したトラック・ステージにも激しい雨の中多くの観客が集まっていた。このイベントで新しいアーティストや音楽に出会った人も多いのではないだろうか。このようなミックス・ジャンルのイベントの必要性を強く感じた1日だった。