ギター・ベース メンテナンス&クラフト講座 シっとけ!ヤっとけ!
アンプに通すとなんだか音が途切れる!ギターの音のバリエーションを増やしたい!けど配線をあけてみたらよくわからない線がいっぱいある!…こんな経験はありませんか?
でもギターの中の配線って実はとても簡単なんですよ!順を追って解説します!
★回路!?断線!?ショート!?
電気の配線を『回路』と呼ぶのを聞いたことありませんか?この言葉がひとつのキーワードになっています。
回路とは『回る路(みち)』これが重要で配線は輪になっていないと流れないんですね。電池に豆電球をつなげると豆電球は光るけど、途中にスイッチを入れてそこを離すと光らなくなりますよね。あれはこの回る道が切れてしまっているからなんです。これを僕らは『断線』と呼んでいます。これが音の途切れる症状の原因です。
もうひとつ、トラブルとして『ショート』というものがあります。これは回路のどこかで不必要な場所がつながってしまう状態を指します。電気は楽なほうに流れようとするので、“抵抗”がある場所など(下の図でいえば豆電球)は避けて通ってしまいます。細かい話をすると『電位差』などが出てきてしまいますが、ここではなるべく簡単に説明すると“抵抗”は『怖い人』だと思ってくれれば良いかと思います。道に『怖い人』がいたらなるべく避けて通りたいですよね。電気たちも同じなのです。
今回は配線の基本だったので『これがギターの配線につながるのか?』と思うかもしれませんがこれを覚えておくと後々使えることがあります。次回は実際のギター配線に話を移して説明します!
★先生に直接教えてもらいたいなら