早いものでこの連載を始めてから、約一年半の月日がたちました。みんなで飲み狂ったり、温泉に行ったり、ジェットコースターに乗ったりと、その間にはいろんなことがありましたね。でも、最初は「飲み会の中から生まれるクリエイティブなことをお知らせしたい」なんていってたのに、結局飲んでるときの報告ばかりだったような気がするなぁ……。本当はその中にも、いろいろ新しいアイデアやら企画やら構想やらもあったのですが、わたしが原稿を書くとどうしても酒メインになってしまうということでしょうか(笑)。

  まぁ、そんなこんなでなんとか続いていたこの連載ですが、残念ながら今回が最終回となってしまいました。その理由は原稿執筆者であるわたしが、昨年の超お忙しいハード・スケジュールの反動で、「仕事休みたい病」にかかってしまったからです。もうちょっとゆっくりしたペースで生活したい、毎日のようにやってくる締め切りとしばらくお別れしたい、前々から計画していた長期の旅行にも行きたい、自分の作品となるようなものをじっくりと書いてみたい……と、いろんな欲求が積み重なって、しばらくの間、隠居(?)生活を送りたくなってもしまったのです。それにともなって、この連載もお休みさせていただくことになりました。今まで応援してくれた読者の方々、本当にありがとね!

PART1 PART2 PART3
 て、最終回ということで、今号はわたしが感じていることを書いてみたいと思います。それは、ファンの人たちの間に流れている「ミュージシャンの噂」についてです。この連載宛によく読者からお手紙をいただくのですが、その中には噂話に関するものが少なくありません。その内容は千差万別なのですが、たいてい根も葉もない馬鹿馬鹿しいものばかり。噂を流す人の精神構造も理解できないし、それを信じて悩んでいる人の気持ちも理解できません。
  そういう人に限って、書き出しは「わたしは××の音楽を知り、××の生き方を知って変わりました」で始まり、「××を心から愛しています」と続き、「でも、噂が気になって夜も眠れません、食事も喉を通りません」となり、最後は「大島さんしか頼る人がいません。どうか返事をください」と返信用の切手を同封してあるのです。悪いけど、この手の手紙に対しては、ほんの2、3の超悪質だと思ったもの以外、返事を書いていません。だって、あまりにもくだらなくて、低次元なんだもの。
 
 いたい「愛している」という言葉を使うくらい好きな人のことを、不確かな、しかも常識で考えたらありえないほどくだらない噂で疑ってしまうなんて、悲しくありませんか?これは決して、会って話したことのないミュージシャンを愛しているという気持ちを、否定しているわけじゃありませんよ。ただ、「愛している」と、断言するのなら、その人を信じてド〜ンと構えるぐらいの根性は、持っていてもらいたいものです。たとえ、片思いだろうが、想いが通じなかろうが、「愛している」のなら、自分のその気持ちに誇りを持っていてもらいたいということです。
つまんない噂に振り回されているいるようじゃ、まだまだ「愛」という言葉を口にする資格はないと思いますよ。
 れに、そんなことで悩んだってなんのプラスにもならないし、時間の無駄だということに早く気づいてください。せっかく、好きな音楽を見つけて、好きなミュージシャンやバンドに出会えたのですから、それで自分が楽しい時間を持てたり成長したりするよう、ポジティヴな方向に気持ちを持っていってもらいたいですね!
イラスト・ひーchan