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 それから噂とは違うけれど、「音楽関係者と友達になって、××の電話番号を三万円で教えてもらいました。でも、何回かけても違う人が出るので、黙って切っています。彼が電話番号を変えたのかどうか知りたいので、是非お返事をください」という手紙と返信用切手が送られてきたこともありました。電話番号関係の話も、結構多いんですよね。でも、これは単にだまされてお金を取られたケースとしか、思えません。それに気づかず無言電話を繰り返している人は、一歩間違うとそれが犯罪になるということがわかってないんでしょうね。

……といろいろきついことを書いてきましたが、こういう噂を信じてしまうのもミュージシャンが好きなゆえのファン心理だということもよくわかっています。でも、せめて冷静に常識で考えれば判断できる程度の噂には、惑わされないでほしいなと思います。わたしのところにお手紙をくれる以上に、ミュージシャン本人のところにはこの手の手紙がたくさん届いているようです。それで、不愉快な気持ちになったり、悔しい想いをしているミュージシャンも少なくないのですから、皆さんも噂に関しては軽々しく行動しないように気をつけてほしいと思います。  
 
 最
後に、最近ちょっとびっくりした話。北海道の読者の方から、「この前、××のコンサートの時には、いろいろなミュージシャンの裏話を聞かせてくれて、ありがとうございました。とても楽しかったです」という手紙が届きました。お〜い、わたしゃ、ここ2〜3年、北海道に行ったことがないぞぉ!
 また「大島さんのお墨付きをもらったというバンドのメンバーと会いました」とか、「大島さんのメッセージが入った留守電を聞かせてもらいました」という手紙もいただきました。これも両方とも、まったく身に覚えのない話。う〜む、最近、わたしのニセ者が出没しているのかな。まぁ、「それくらい有名人になったのだわ」と笑い飛ばしてしまえばすむことなのかもしれないけど、そういうところからまたわけのわからない噂話が生まれていくんじゃないかと思うと、やっぱりあまりいい気持ちはしませんねぇ。
 とりあえずわたしはお墨付き出せるほど偉くはないし、コンサート会場でミュージシャンのプライベートな話ペラペラしゃべったりしゃべったりしませんよ。それにしても、自分のニセものがいるなんて……なんか妙な気分なことは確かですね。
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イラスト・ひーchan