R&R DIARY

 

9月21日

DEAD END@新宿ReNY
久しぶりのDEAD ENDライヴ。
25年前のこの日=9月21日は、彼らの4枚目のアルバム「ZERO」がリリースされた日。それを記念して、この日は「ZERO」の曲だけを演奏するというスペシャルなライヴだった。あまりライヴでやってない曲もあって、新鮮だったよ。当初はジャパメタバリバリの激しい音楽を演奏していた彼らは、アルバムをリリースするごとに音楽性を変化させ、最後のスタジオ盤となった「ZERO」では世界観が深く大きく広がり、かなり実験的なことにもトライしている。個人的に、好きな曲がいっぱい入ってる大好きなアルバム。「好きなアルバムベスト10」にも、入れたくらいだからね。
写真

 ↑ゲスト・パスが、メンバーの写真入りでした。

ライヴを見ながら、いろんなことを思い出した。このアルバムはロンドンでレコーディングした作品で、わたしも取材で一週間くらい同行させてもらった。たしかライターさんが4人一緒にロンドンに連れて行ってもらうという、今では考えられない太っ腹なプロモーションだったんだよね。あの頃は、本当に世の中も音楽業界もめっちゃバブルだったと思う。だって、今は4人どころか、取材で海外に行くことなんて滅多になくなってしまったし、それ以前に海外レコーディングもほとんどなくなってしまった。このアルバムが出たのが89年で、それから90年代はすごくたくさん仕事で海外に行かせてもらった。ん〜、今考えると、とってもラッキーな時期に仕事してたことになる。
 
そうそう。このとき、DEAD ENDがレコーディングをしていたロンドン郊外のスタジオに、YOSHIKIが遊びに来てくれたんだよね。ロッキンfの企画で、COOL JOEとスタジオで対談したの。それで、その日だったか翌日だったか、夜、クラブに遊びに行こうということになって、夜9時くらいにロンドン市内のホテルのロビーでYOSHIKIと待ち合わせをした。夏のロンドンって、夜の9時でも全然暗くないんだよね。でも、なんか行き違いがあって、結局、DEAD ENDチームとYOSHIKIは会うことができなかった。たしか、ホテルの名前を間違えて、別々のところで待ってたんだったと思うんだけど、当時は携帯なんてないからそーなっちゃったら完璧にアウト。それで、DEAD ENDチームはたくさん人数がいたからそのままパブかどこかに飲みに行ったんだけど、YOSHIKIはスタッフさんと二人くらいだったから「みんなと会えなくて、めっちゃ寂しかった」と、あとからいわれた覚えがある。
 
DEAD ENDのライヴを見ながらそんなことを思い出していたので、帰宅してからポロッとTwitterでつぶやいたら、フォロワーさんがそのときの記事の写真をすぐにアップしてくれた。うわっ、めっちゃ懐かしい。こういう時は、文明の利器のありがたさを感じるな(笑)。
 
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↑これが、89年夏にロンドンで行われた貴重な対談記事。

2014-09-27